P-1  には小アンモナイト化石に研磨加工を施した紳士、婦人用のアクセサリー(タイ留め、ループタイ、ペンダントトップなど)コーナーがありますのでご覧になって下さい。

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Cette page, renouvele en septembre 2010


化石工房ル・クレタセからのお知らせ



当工房は北海道岩見沢市に拠点がありましたが、この度,静岡県御殿場市に移転してきました。
現在整理中ですが、2019年の秋を目途に装いを新たに「アンモナイト化石資料館」としてスタートする予定です。
これまで40年以上アンモナイト化石に関わってきましたが、70種ほどの化石標本の展示・説明、産出地の情報、
化石採取の機材の展示、アンモナイト化石に関する文献の展示、さらにはクリーニング作業、加工の実演なども希望があれば対応する予定です。開館は土日祝日に集約することになります。
現地は御殿場市竈(かまど)です。御殿場ICから車で10分以内のところ。東名自動車の側道に沿った閑静な住宅地にあります。

                                                 

北海道のアンモナイト化石について


アンモナイトで知られる「白亜紀」は北海道を含めた日本列島が未だ存在せず、「海」であったとされています。
海に生息していたアンモナイトが繁栄の末、6500万年前に絶滅し、その後悠久の年月の中で化石になり、現在世
界各地から産出されています。その中でも、北海道産のアンモナイト化石を含む地層は、一部に下部白亜系の
Albianが含まれているようですが,ほとんどは「上部白亜系」と言われています。
これは次の6階に分類されます。Cenomanian,Turonian,Coniacian,Santonian,Campanian,Maastrichtianです。博
物館のアンモナイト化石展示品の「ラベル」には必ずこの表示がなされています。今後の参考になればと思います。
北海道産のアンモナイト化石は保存状態が良いことでよく知られています。その北海道産のアンモナイト化石にして
も、産地により、違った様相を呈しています。道北の天塩中川産、遠別産は白色系、薄茶系です。その南の羽幌産
は茶系、白色系が多いです。道央の夕張産、穂別産は暗い茶系が主流です。またこの地域と隣接した三笠産、芦
別産は黒色系が多いです。置物、鑑賞石にしたときは白色系や薄茶系が美しく、目を引きます。アンモナイの色や」
化石の質は産地の地質の成分によると思われますが、このほかに、その化石の発見されるまでの状態の影響も受け
ます。つまり、化石が風雨に晒される状態であれば,酸化作用を受け、「色」「質」ともに本来のものから変化していき
ます。北海道アンモナイト化石と言うと必ず名前の出る「三笠産」は地味な黒色系が多いですが、なかなか味があ
り、これに拘る「化石マニア」も少なくないです。三笠産、芦別産についてさらに一言付け加えると、「化石」の
成熟度が大変良いことの反面、アンモナイト化石とそれを包むノジュール(母岩)が硬く結合していて、クリー
ニングの作業でアンモナイト化石に損傷を与えず、綺麗に取り出すのが大変困難な傾向があります。
話を戻しますが、同じ北海道で、距離はそれほど離れていないのに、なぜこのような違いが生じたのか興味
深いことです。それはそれとして、現在私たちが目にしているどのアンモナイト化石にしても
、アンモナイトが生
きていた時の「色」や「模様」を現在に伝えているものは無いと言うことです。カナダ産やヨーロッパ産のアンモ
ナイト化石の多くは宝石(実際に北米の限られた地域から産するアンモナイト化石は「殻」と「気室」に浸み込ん
だ化学物質が「オパール」化し、「宝石」と認定されて「アンモライト」と称されている。)のように美しい色をしたも
のが多いですが、アンモナイトの「殻」が長い年月をかけて化石になる過程で、大地の化学成分の影響を受けて
そのようになったようです。当時のアンモナイトがどのようなものであったか、知ることは出来ません。だがアンモ
ナイトと同じ時代に生き、現在まで生き延びてきている「オウム貝」を見て、想像してみるのも楽しいことではあり
ませんか?生物の「種」として、進化と繁栄を極めたアンモナイトですので、きっとオウム貝よりも変化に富んだ色
彩と模様を呈していたことでしょう。
                                     

 アンモナイト化石はどのようにして発見されるのでしょうか?
海道で発見されるアンモナイト化石は「ノジュウール」と言われる「母岩」に包まれており、化石が単体で存在することは無いと考えられます。中にはアンモナイト化石が単体で
見される例は有りますが、本来「ノジュウル」に包まれていたものが、川擦れ、などの自然の外力を受けてアンモナイト化石が露出して、「単体」で発見されるわけで、その場合は
「化石」本体にも何らかの「浸食」を受けて「原形」が損なわれていることか多いものです。アンモナイト化石を産出する「白亜紀」の地層を含む地域に入って、どのようにしてアンモ
ナイト化石を発見するのでしょうか。普通の採取の方法は、その地域を流れる川(両岸、崖を含めて)を、「ノジュウル」を求めて歩くわけです。そこで問題になるのがその「ノジュウル」
です。ノジュウルの生成は学術本にあるとおりで、生物の軟体部などの有機物が死後、バクテリアにより分解され炭酸カルシュームなど接着剤の役を果たす物質になり、周りの海底の
泥などの堆積物を団子状にし、生成したと言われている。アンモナイトはそのnoduleが出来る一つの物質であって、noduleにアンモナイト化石が必ず入っているわけではありません。
ノジュウル」にはアンモナイト化石を含まないものが多くあると言うことです。そこで効率よく「化石」を発見するのには形の良い「ノジュウル」(これはなかなか難しく、経験と勘が要求さ
れる)と、ノジュウルの外側にアンモナイト化石の「紋」があるものを探して、ハンマーを入れるのです.後者は発見の確率が非常に高いですが、中には何の「紋」も無く、形もボールの
ように、アンモナイト化石とは何の関係も無いような「石」にも良質」の品が入っていることもあります。アンモナイト化石の採取についてはまだまだいろいろなことが有りますが、基本的
にはこのうなことになリます.この「サイト」の「中・小型」のNo1,No2,No6,No59,No60、No27−Bなどはその良い例です。また単体・転石の例としては、No11,No.47,No.65
などです。この「単体」については「大型」になると多くなります。このサイトについても「大型」はほとんどが「単体」でアンモナイト化石の大部分が露出しているものを発見したわけです。
それだけに「大型」化石は川擦れ欠落などの欠陥が有るのが通例です. 以上、アンモナイト化石採取についての概要ですが、実際に「山」に入って活動するとなると、まだまだお話しする
ことは限りが無いのですが、興味のある方は当工房にアクセスして下さい。

化石工房

標本のページはこちら
(当工房の写真カタログ、ちょっとした図鑑のようになっています ので、
ゆっくりご覧になって下さい)

中・小型アンモナイト化石シリーズ
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大型アンモナイト化石シリーズ


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当工房の案内
名称:化石工房 ル・クレタセ
代表者:山上昭範
所在地:静岡県御殿場市竈(かまど)1409−43
携帯:09064420450
E-mail:
jmfgj387@ybb.ne.jp (クリックしてください)
URL: www.ammonite-fossil.net/


アンモナイトの絶滅について
現在、最も有力な学説は隕石原因説です。巨大隕石が地球に衝突し、それによって引き起こされた「大
爆発」によって生じた大量の塵が地球を包み、気候が急変しました。最初に植物の多くが枯れ、それを
食べていた恐竜たちが次々に死に、そして最後に肉食恐竜たちが死に絶えていったと言うことです。つ
まり日照が遮られ、気温が低くなりそれだけでも生存が困難になった上に、食べ物が不足し、「死」に追
いやられたと言うわけです。そして多少生き延びても「卵生」であったことも絶滅を避けれなかった要素
と考えられています。浅い海に生息していたアンモナイトも似たような課程を辿ったことでしょう。このよう
にして恐竜やアンモナイトが地球から姿を消したと考えられていますが、地球上の全ての生き物が絶滅
したのではなく、突然の、そして相当期間続いたとされる気候の急変の中を現在まで生き抜いてきた生物
の「種」もあるわけです。生きた化石とされ、細々と命をつないでいる生物がある一方、結構繁栄している
「種」もあるわけです。不思議なことではありませんか?